『ローン・サバイバー』映画

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タリバンと米軍の戦いを描いた実話



レッドウイングと名付けられたタリバンリーダーの殺害を目的とした作戦に身を投じた4人の米軍兵士

山中で3人のヤギ使いに出くわしてしまい身柄を拘束する

1.このまま解放し自分たちはさらに高いとこに登る

2.木に縛り付け凍死または狼に食わせる

3.この場で殺す

という3つの選択肢を考えるがリーダーが決断したのは1番

さらに高いとこに登ったのだが大勢のタリバンがやってきて戦闘が開始する

死闘と呼ぶに相応しい銃撃戦を繰り広げ米軍兵士4人のうち3人は死んでしまう

満身創痍の生き残った1人は村人に助けられ最終的に米軍に保護される



大まかに言えばこんなストーリー



こんなにもリアルで迫力のある戦闘シーンを見られる映画は中々ない

本当に手に汗握り画面に釘付けになってしまった

そしてなにより実話という事実がこの映画に私たちをのめり込ませる大きな要因のひとつになっていることは間違いない



問題なのが3人が死ぬキッカケになったのが選択肢の1を選択してしまったことである

タリバンの疑いもあったが無実の人間を殺さなかった彼らの選択は素晴らしいものだった

しかし現実は残酷である

結果自分達が殺されてしまうのだから



愛する人を残して死ななければならないことがどれ程辛いか



愛する人と二度と会えないことがどれ程悲しいか



なぜ人は自ら兵士になる?

なぜ人は死ぬかもしれないのに兵士になる?

なぜ人は愛する人がいるのに兵士になる?



私に答えはわからない

しかしそんな疑問が何度も何度も浮かんできた

と同時に

悔しくてしょうがなかった



この映画は

そんな思いにされてくる

自分の小ささを思いしらされる

自分の無力さに虚しくなる

今を精一杯生きようと思う

そんな映画であった



この映画に出逢えて心からよかったと思う







監督:ピーター・バーグ

原作:マーカス・ラトレル

出演:マーク・ウォールバーグテイラー・キッチュエミール・ハーシュベン・フォスター

製作:2013年

ジャンル:感動、実話、戦争

時間:121分